私の家は、貧しかった。
両親から、「節約しろ。もったいない。」と言われ続けたから、少なくとも貧乏だと思っていた。
子供は、親の価値観を植えつけられる。
良いことでも、悪いことでも。
親の時代では、お金を使わず貯金してすれば、平均的生活が出来た。
だから、「節約しろ。もったいない。」は、正しかったのだろう。
しかし、今の世の中は、節約だけでは、平均的な生活は難しくなっている。
私にとって、お金の教育はお金を使うだった。
お金を投資する恐怖から解放されて、冷静な判断が出来るようになる事だったと思う。
節約出来ない人にとって、お金の教育は、節約する事。
そして、お金に対する執着から解放されて、上手くお金と付き合う事だと思う。
「金持ち父さん。貧乏父さん。」
少し前にベストセラーになった。
お金に振り回されるサラリーマンから脱出して、
自分がビジネスを持ったり、お金を投資する立場になる事が勧められる。
私も、この本を読んで投資をしたいと憧れた。
「夢を叶えるゾウ」
テレビにもなったから、知っている人が多いと思う。
ビジネスでは無いが、お金の呪縛から解放されて、幸せに生きる方法について説かれている。
少し違うが、同じテーマだと思う。
節約でも、投資だけでも無い。
お金と上手く付き合って、楽しく働いて、楽しく生きる。
お金の教育とは、そんなテーマだと思う。