産まれてすぐ、二重国籍を取らせるつもりだったが、ベトナムの嫌な部分(ベトナムはひどい国)が気になって、二重国籍の取得に悩んでいたら、期限の3ヶ月が経過した。(出生後3ヶ月以内に申請するルールがある。)
まあ、日本の方が良い国だから日本国籍だけでも、いいだろうと思っていた。
しかし、彼女が寂しそうにしていた事。そして、裏金(?)を渡せば、期限超過でも大丈夫だと聞いたので、出生から6ヶ月超だったが、申請してみた。
※仲介してもらったベトナム人は、大使館に知り合いがいるらしい。
手数料は4万円(多分、裏金が2万円。紹介者が2万円。なお、正規料金は6,500円)安くは無いが、大使館ルートが出来るから、将来利用価値はあると考えた。
そこで、二重国籍の是非について考えて改めて、考えてみた。
1.必要書類
(1)全員の入った住民票と戸籍
(2)出生証明書
*戸籍だけではダメだと言われた。
日本で出生届を出した時に使っていたので、杏林病院で再発行してもらった。(3,180円)
(3)出生届受理証明書
*役所で発行してもらえる
(4)彼女のパスポート
*郵送で送った。
(5)写真2枚(コンビニで、80円)
(6)申請用紙
(7)ベトナム大使館の婚姻届受理証明書
なお、裏金を払った為か、全く問題なく、パスポートもセットで2〜3日で発行できた。(郵送を入れて約一週間)
さすが、お金の力。
なお、ベトナム人としての名前を準備したが、日本名と同じでなければダメと言われた。理由は不明だが、この点がベトナムで出生したハーフとの違いだろう。
2.二重国籍のメリット
(1)彼女が喜ぶ
これが一番大きい。
ベトナムの嫌な部分があって、日本に来たといってもやはり祖国。自分だけ、ベトナム人と言うのは嫌の様だ。
書類を書くのが苦手な彼女なのに、ベトナム語の申請書をあっという間に書いていた。
(2)子どもに自覚が出来る。
ベトナム人と日本人とのハーフなら、からかわれる事もあるだろう。
ベトナムが嫌いになる可能性の方が高いと思う。
混血という境遇を隠さず(逃げず)真正面から向き合う為にベトナム国籍が有る方が良いと考えた。
教育上、厳しい環境にいた方が良い。
(3)子どもの教育に選択肢が増える。
私は、ベトナム語が話せないが、子どもには教えようと考えている。
出来れば、英語も小さい頃から教えたい。
日本国籍だけより、選択肢が増えると考えた。(ハノイのインターナショナルスクールがベストだが、費用が高額な上、入るのも難しい。)
3.二重国籍のデメリット
(1)日本人としてのアイデンティティが薄まる。
蓮舫の例を挙げるまでも無く、本当に日本の為に働く気持ちがあるのか?問われる可能性がある。
子どもの思想、信条より、周りからどう見られるのか?という問題だ。
ハノイ、ロッテホテルにて
生後六ヶ月
4.愛国心について
私自身、国際結婚するまで、日本人である事の意味を十分に考える事は無かった。
ベトナムを旅行地では無く、居住の可能性のある土地と見るようになって、初めて日本の良さをより深く認識出来る様になった。
自分の子どもにも、日本に対する誇りと愛国心を強く持って貰いたいと思う。
より広い視野で日本を見て欲しいと思う。