日本の平均寿命は、世界最高水準。
医療費世界一のアメリカより、5才程度長いから、長生きはお金では買えない事が分かる。
長生きしたら、幸せかどうか?分からないが、幸せに長生きした方が良いに決まっている。
それでは、なぜ男女で平均寿命が6才程度違うのか?考察したい。
1.女性ホルモン(エストロゲン)の働き
女性ホルモンは、血圧を下げたり、血管を若返らせる働きがあると言われる。
このホルモンの働きで、女性は太っていても、成人病になりにくいと言われる。
これが、一般的に言われる最大の理由だろう。
2.基礎代謝が女性の方が少ない。
せわしなく動き回るネズミの寿命とは、1〜3年程度と短い。
亀の様にゆっくり動く動物ほど長生きだといわれる。
男性の方が活動的だから、男女差が出ているかもしれない。
3.社会に求められる役割の違い
猿やライオン等、群れを離れて暮らす「はぐれオス」の寿命は、群れを持つオスに比較して、極端に短い。
奥さんが早死にした男性は早く死ぬ。
独身の男性の平均寿命も5〜10年ほど短い。
これは、何を意味しているのか?
女性は年を取っても、家庭で世話をしたりし続ける。
一方、男性は定年を迎えると何もせず、ぶらぶらしている場合が多い。
社会や家庭で求められなければ、生物として役割を終える事なのだろう。
男性にとって厳しいが、合理的な自然淘汰という事なのだろう。