まず、国際結婚した経緯について書いた方が良いだろう。
当時、私は早期退職を会社に伝え、休暇消化の為にベトナムを訪問した。
せっかく、サラリーマンを辞めたるなら、会社が準備する道では無い自分なりのセカンドライフを探したいと考えていた。
日本人が経営する飲食店、不動産業、日本語学校等を訪ねた。
海外とのビジネスを模索していた訳だ。
ホーチミンで旅行最終日。
公園のベンチでジュースを飲みながら休んでいると可愛い女性から声を掛けられた。
「日本の方ですか?」
そう、ナンパされたのだ。
元海外実習生で、日本語の練習をしたかっただけ。
残念。
彼女には彼がいて、恋は実らなかったが、帰国後もメールのやり取りや彼との恋愛相談が続いた。
当時、婚活していた私の中で、国際結婚の選択肢が入ってきた。
私自身は、恋愛対象では無かったかもしれないが、楽しい。💕
若い頃のドキドキ感が、戻ってきた。
そして、いわゆる今の奥さんを紹介してもらった。
そう!付き合う事になったのだ。
カワイイ‼️
エキゾチック。
彼女と話して、心動かされない男性は、いないと思う。
当然、私もイチコロ。
「私で良いの?!」
それが、正直な気持ちだった。
彼女も外国人技能実習生経験者でその時にとてもお世話になって、日本が大好きになった一人だった。
つまり、私が結婚できた恩人は、静岡に住む人たちという訳だ。
なぜ、若いベトナム人女性は、日本人と結婚するのか?
私も、最初は貧困の為に結婚するのかと思った。
実は、まったく違う。
彼女の家は平均的ベトナム人の家庭の中では、豊かな方だ。
何故なら、外国人技能実習生に参加したい希望者は多く、ブローカーが研修費や渡航費用を名目に70-80万円の費用前払いを要求する。
その費用を工面出来る家庭しか、実習生に参加出来ない。
彼女の両親宅はパン屋で、兄弟は有名大学(有名国立大学や海外国費留学)へ行ったり、事業を起こしたりしている。
日本人と結婚しない選択肢もたくさん有ったと思う。
彼女たちは、自らの意思で、日本人男性との結婚を希望している。
そして、私と結婚して本当に喜んでいる。
彼女の友人から、
「ベトナム人女性と結婚したい人はいないか?」
何度も何度も聞かれた。
彼女たちは、年齢差をそれほど大きな要素として考えていない。
タバコを吸うか?
優しいか?
浮気しないか?
真面目か?
愛してくれるか?
それらの要素の1つに過ぎない。
今までの日本人としての狭い価値観を全て破壊された。
本当に素晴らしい女性達だ。
出会いのキッカケとなった公園には、建国の父ホーチミンも手を振ってくれている。