この歳になって、幸せだと感じる。
幸せ論として有名な前野隆司教授の本(「幸せのメカニズム」)を読んだので、幸せについて考察したい。
1.お金や地位で幸せは買えない。
一般的に年収が高い方が、幸せな人は多いが、年収800万円以上になっても幸せは上がらないという有名な調査がある。
サラリーマン時代、年収は高かった。
保険の仕事は、結構面白かったが、忙しく余裕が無かったから、必ずしも幸せでなかったと思う。
お金やモノ、社会的地位は、手に入れても幸せ感は長続きしない。
本に書いてある通りだ。
日本は高度成長期に所得は大幅に増えたが、生活満足度は、ほぼ横ばい。
2.長続きする幸せ
a.健康
健康に不安があれば、幸せは難しい。
サラリーマン時代は、接待や飲み会が続いて、体はぼろぼろだった。
尿管結石で、緊急搬送5回も有るから、限界だったのだろう。
ランニングを趣味にして、体重を15kgダイエットして、健康体に戻った。
再婚して、5kg太った。
痩せる必要がある。
b.心的要因
3.幸せの4つの因子(心的要因)
幸せと感じるのは、心の持ち方がとても大きい。
同じ境遇でも、心の持ち方で幸せになれる。
a.「自己実現と成長」(やってみよう因子)
目標を達成したり、目指すべき目標を持って、学習・成長している事。
小さな目標達成が人を幸せにしてくれる。
b.「つながりと感謝」(ありがとう因子)
多様な他者とのつながりを持ち、他人に感謝する傾向、他人に親切にする傾向が強い事。
家族を持つと幸せに感じやすい。
グチを言わずに誰にでも感謝する心を持とう。
c.「まえむきと楽観」(なんとかなる因子)
ポジティブ、前向きに物事を捉え、細かいことを気にしない傾向が強い事。
「仮面女子・猪狩ともか」の事故(「仮面女子・猪狩ともか」の事故を考える - 幸せとは何か?)で私が感動した部分だ。
誰もが持つべき考えだと思う。
d.「独立とマイペース」(人の目なんか気にしない!)
自分の考えが明確で、人の目を気にしない傾向が強い事。
年の差婚や国際結婚で幸せになるには、この点が重要。
4つの心的要因を全て満たす人は、幸福感が高い。
当たり前の話だが、お金や地位ばかり追いかけていたら、幸せはやって来ない。
私が弱いのは、「つながりと感謝」だと思う。
優しいベトナム人女性と結婚出来て、幸せの一つのピースが、埋まった気がする。
少しずつ、幸せを求めていきたい。