船戸結愛ちゃんが虐待により死亡した。
かわいい女の子の命が失われて本当に痛ましい。
この問題について、考察したい。
アメリカでは、年間340万件の虐待の通告があり、約200万件が受理されている。
日本も年々増え続け、103,260件(H27.児童相談所件数)になっている。
人間には、本能的に残虐性があり、日本人は少ない方だが、いつも一定程度発生する。
核家族化が進み、おじいちゃん・おばあちゃんと同居しなくなったから、両親に問題が有ると児童虐待に結びつきやすい。
近所の人が通報する文化を作る必要があるだろう。
2.児童相談所の機能不全
結愛ちゃんは、香川県善通寺市に住んでいた時、児童虐待で一時保護を受けていたほど問題の家庭だった。
しかし、東京に転居後、品川児童相談所では、何も対策を講じなかった。
結愛ちゃんの身体には複数のアザがあり、5歳児の平均体重20kgに対して、12kgしか無かった。
児童相談所の役目を果たしていないと非難されてもしょうがない現状だ。
役所は身分保障されているから、当事者意識が低く、事務的な作業に終わりやすい。
民間の保育園に業務委託するなり、実効性のある改革をすべきだと思う。
小池知事は、国に改善を求めた。
地元自治体が責任を持たないといけない分野であり、小池知事の無責任さが良く分かる。