麻原の処刑は当然だ。
しかし、他の幹部には少し同情する。
私自身、宗教心は深く無いが、今まで多くの宗教に関係してきた。
両親は、創価学会の信者で、私自信も二世信者として産まれた。
元義理の姉は、大阪でエホバの証人の大幹部だし、元妻も別の新興宗教にハマっていた。
今の妻は、敬虔なカトリック信者だ。
私自身、宗教にハマる事は無いが、「幸せになりたい。」という妄想に駆られて、こんなブログを書いている。
人間とは、かくも精神的に弱い生き物だと思う。
そこで、宗教と幸せについて、考察したい。
1.なぜ宗教にハマるか?
昔からの宗教は、現世(今)では幸せになれないから、「来世(死んでから)で、幸せになれる」と説いた。
昔から、全ての人は幸せになりたかった訳だ。
人の心は弱い。何かにすがらないと生きていけない。来世が希望になった。
特にキリスト教は支配階級と結びついた。
全て神さまが決めた事だから、支配者に逆らわず支配されておけ。
心配しなくても終末がやって来て、神さまが救ってくれると諭した。
白人は、野蛮で残忍な民族だ。
住んでいた地域では満足せず、移動して新しい地域で原住民を殺戮し、住居地域を拡大してきた。
白人は、宗教が無いと人殺しを止め無い。
宗教で倫理観を付けないと社会が維持出来ないのだろう。
2.新興宗教の特徴
新興宗教は、始めた時は信者がゼロだから、信者に信者を増やす事が、自分の幸せに繋がると説く。
また、来世では無く、現世(今の生活)が良くなると説く。
宗教を信じて、お経を唱えるだけで、お金持ちになったり、病気が治る。そして、逆らうと罰を受けると説く。
その他にも、寄付や会費を積極的に集める。
「地獄の沙汰も、金次第」では無いが、宗教活動も、金がかかるということなのだろう。
3.宗教で幸せになれるか?
宗教で幸せになれたと言っている人も多い。
私も、創価学会でそう言う人をたくさん見てきた。
しかし、貧困、病気、親兄弟との不仲など、満たされない現実を逃避する手段として宗教にすがる場合が多い。
私は、満たされない現実を受け入れ、その上で改善する方向にエネルギーを使った方が、幸せになれると考える。
神さまに祝福されるのも良いが、奥さん(配偶者)に愛されて、ささやかな、幸せを手に入れた方が幸せになれる。