今日は憲法記念日。
新聞やテレビで憲法改正について話題になっているが、本質的な問題を論議していないと感じる。
憲法改正について考えてみたい。
1.なぜ、憲法改正が必要なのか?
自衛隊の日報問題で紛糾するのも、自衛隊の存在が「憲法に違反している。」との意見が出る為だ。
つまり、自衛隊を合法化して、日本国を守り易くするためだ。
2.なぜ、憲法改正に反対するのか?
私が本質的な論議をしていないと感じるのはこの部分だ。
「世論は、現状維持が多い。」とか、
「環境整備が必要。」とかの反対論者の主張は本質論では無い。
つまり、理屈では説明出来ないから、議論を避けている様に見える。
もし、日本に武力で侵略する可能性のある国は、中国とロシアだけだ。(仮想敵国)
何故なら、
戦争は常に強い国から弱い国に仕掛けられるもの。
憲法改正に反対するのは、中国やロシアの様に共産化させたい勢力 という事になる。
戦争反対するなら、出来るだけ友好国を作り、軍備を揃えて、集団で攻められにくくするしか無い。
3.なぜ、今、憲法改正か?
第二次世界対戦で、アメリカを除くほとんどの国は壊滅的被害を受けた。
戦後、アメリカは世界のGDPの半分以上占めていたが、他の国が振興するにつれて、地盤沈下して今では、20%以下。
東西冷戦の為、米軍は各国に駐屯していて、今でも膨大な軍事費を負担している。
軍事費を削減したいから、米軍を撤退させたいと考えている。
フイリピンから米軍が撤退したら、中国は南シナ海のサンゴ礁を埋め立て、軍事基地を築いた。
政府としては、沖縄から米軍が撤退した時の事を準備する必要があるのだろう。
4.ロシアは脅威か?
核兵器を持つから、脅威である事に違いは無いが、人口が大幅に減少している上に、経済が弱いから、恐る必要はあまり無いと思う。
そもそも、日本を攻める理由は無い。
日経ビジネスより
ロシアは当然、社会主義国だ。
権力が集中しているから、誤った政策がたびたび起こる。
ロシアも1950年代に出産規制を行った。
食料対策と言われているが、おそらく、利権を作りたい勢力が有ったのだろう。
規制を作り、3人以上出産した国民を罰した。
その為、人口が大幅に減少して国力を失った。
ソ連邦の崩壊と無関係では無い。
ロシアの選挙は形だけだが、中国より民主化の可能性がある。
ロシアに民主化が進めば、戦争確率はかなり下がる。
個人的には、ロシアの民主化を最も期待する。
5.軍事同盟は、戦争防止に有効か?
軍事同盟は、戦争に巻き込まれるから怖い。という人が多い。
しかし、戦争を仕掛ける国にしたら、1国より複数国から非難される事の方が嫌だろう。
複数国が共同で軍事演習したり、軍港に寄港したりして、対外的にアピールする。
それが、戦争抑止という事だ。
但し、本当に戦争になるなら、自国しか自国は守れない。
同盟国が守ってくれる事は無い。歴史を見れば明らかだ。
6.軍部は戦争を始めるか?
共産党は、「憲法改正で戦争する国になる。」と主張するが、全くの嘘。
大東亜戦争でも、最後まで戦争に反対したのは軍部だった。
戦争を始めたら、最初に死ぬのは自衛隊になる。誰でも死にたくないから、戦争に反対する。
戦争に賛成して、世論形成したのは朝日新聞等のマスコミだ。
原因を軍部の暴走とするのは歴史の湾曲。