ベトナムに好意を持つ日本人は多い。
本当に良い国か?考察したい。
ベトナムは大陸だが、南北に長細く、日本に似ている。
ベトナムを良く理解する為に歴史に触れたいと思う。
1887年〜フランス植民地時代
1945年 南北分裂
1965年 ベトナム戦争
1975年 ベトナム統一
1979年 中越戦争(中国からの独立)
中国と国境を接する国として長年、中国から支配を受けてきた。
第二次大戦後、フランス植民地から脱却したが、中国の影響を受け続け、中越戦争でやっと完全に独立を果たした。
しかし、社会主義は残った。
1.利権にまみれた国
彼女は日本に来て、日本の事が大好きになった。
静岡の人に親切にされた事もあるが、病院に行くと誰もが平等に診察してくれる。
嫌な思いをする事が無い。
これが凄いと言う。
日本では当たり前の事だ。
ベトナムでは、医師にワイロを渡す。
渡さなければ、治療が後回しになる。
ベトナムは貧しいから、少し悪くても治療に行かない。
病院に行った時は、遅いケースが多い。
病院に行っても、治療は後回しになって、治らないケースも多い。
お金が無いととても辛い。
空港や警察も同様で、コネを持つ共産党員や有力者の子弟しか採用されない。
小学校や中学校の先生にも、お金を渡す。(先生に感謝する日11/20にプレゼントは常識)
良い成績を取る為には必須だという。
先生の日(11月20日)には、プレゼントを渡す。日本には無い文化。
小さな時から、そんな事を体験して育っているから、日本が天国の様な国に見えた様だ。
2.家族の繋がりが深い理由
ベトナムはとても、家族の繋がりが深い。
社会主義の利権と家族主義が結びついて、家族や一族が助け合う社会になっている。
家族が助け合わなければ、生きて行くのが難しいのが現実の様だ。
社会主義が平等な社会だと思うと大きな間違い。
権限が一部に集中して、不平等を広げている。
植民地時代より、良くなったというだけだろう。
私が、共産党を胡散臭いと感じるのは、こんな体験を基にしている。